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最近?読んだライトな奴ら(2010年残暑)
定期的に上がるこのテーマ、前回が6月1日らしいので、ちょうど3ヶ月ぶりくらいっぽい。
<挨拶

ジョーです。ごきげんよう。

いきなり本編とは関係ないわけですが、昨日、ゲーセンのアイマス(通称アケマス)の、オンラインサービスが終了するっていうので、そのフィナーレを飾るべくバンナムさんでUstreamの配信やってましてね。17:00〜19:00って話だったので間に合うか微妙だったわけですが、頑張って18:00くらいから見ておりました。出演はバンナムのガミPやらディレ1は置いておいて、プロデューサーでもあるミンゴスと若林神。あと中村先生。生で全国のP達とオーディションとかやってたわけですよ。

それでまあ、配信の方はカメラを持った中村先生の暴走もあって、ミンゴスの絶対領域が全世界生中継とか、生放送ならではのとても楽しい味わい深いものであったわけですが、

「千早と出会わなければ今の私はなかった」

とか、ミンゴスが素晴らしいコメントを残す中、若林神がアイマスのアーケード筐体の入手方法やらメンテナンス方法やらスタッフにガチで質問してるのが大変面白かったわけで。

まあ、それは、例え100万から出す上にでかくて邪魔で仕方のない品物だとしても欲しいだろうなあって。同じ立場だったら、これはもう一生ものの思い出の品に間違いない。個人相手には売れないらしいんですけど、ここは一つバンナム様の粋な計らいを望んでみる。

それにしても、最後のシメ担当という重役を振られておいて「今後も中村をよろしくお願いします」でしっかりオチを持っていく中村先生はずるいと思う。


というわけで。今日はこの3ヶ月巻で読んだラノベ(感想書いたやつ除く)の話でございます。


○龍盤七朝ケルベロス(1) メディアワークス文庫・古橋秀之
「イリヤの空、UFOの夏」の秋山瑞人が書いている新作「龍盤七朝 DRAGONBUSTER」というシリーズ(かなり前に1巻の感想は書いたが未だ2巻出てない)があるわけですが、それのシェアドワールドということで気になっていた本作。割と長いこと積んでましたが、読みました。

本作は、古代中華風ファンタジー。やたらと濃い名前をしたやたらと濃いキャラクターたちが実に泥臭く暴れる話なわけです。ラノベに萌えとか求めている人は門前払いです。故に出版は電撃文庫からではなく、より上の年齢層向けのレーベルであるところのメディアワークス文庫から。どうしても萌えが要るならMF文庫でも読んでろ!後で俺も読む!

で、本作。あらすじとしましては、戦国の世に立身出世を夢見る投げナイフ(鏢)が特技の男(主人公)と自称亡国の姫君が出会い、そこに世紀末覇者のラオウが乗り込んでくるというお話。主人公が凄腕だというのは描写で十分に伝わってくるわけですが、このラオウ様が凄すぎて全てが霞むわけで。ラオウ様のイケメン力はただ立っているだけで周囲の人間は穴という穴から体液を撒き散らして死ぬとかそういうレベルの存在なわけで。熱湯とか温いんで油風呂に入っときます的な男塾が泣いて欲しがる人材なわけで。

というわけで、国を取り返したい姫君と、立身出世を目指す主人公的には、覇王であるところのラオウ様を倒さないことには夢が叶わないわけですが、とてもじゃないがこんな化け物どうやって倒すんだよ!というお話なわけですよ。そこで本作のタイトル「ケルベロス」。「これは一匹の怪物の物語だ」で始まった物語が、最後にもう一度このフレーズが出てきたときにようやくその全貌が分かるという。

この第一巻はあくまでプロローグ。続刊が待ち遠しいシリーズであります。


○灼眼のシャナ(6、7) 電撃文庫・高橋弥七郎
6,7はカムシンとかが出てくる夏祭り編。このシリーズの見所は何と言っても、シャナや悠二たちのフレイムヘイズの戦いの日常に、吉田さんやら佐藤&田中が参戦してくるところ。アニメ版だとそんなに印象無かったわけですが、原作では丁寧に佐藤&田中が実はマージョリーさんと共に戦っているんだけどシャナたちはそれは知らない。逆もまた然り。という状況を描いてあったので、今回初めてお互いの立場が明かされて、簡単に言えば世間の狭さみたいなものが面白かったんじゃないでしょうか。ええ。

それにしても何だ。気弱キャラで売ってた吉田さんが、フレイムヘイズの世界に巻き込まれてから急に気が強くなったのか、別人のように押しが強いキャラになりました。何だろう。この、BLEACHの織姫みたいな感じ。絶対吉田さん女性人気皆無だよな。織姫とルキアの関係を吉田さんとシャナの関係に例えたいんだけどどうか。駄目か。じゃあしょうがない。

アニメオリジナルの番外編「シャナたん」シリーズくらいあからさまに腹黒い描写があった方が個性があって楽しいと思うんですよ。川澄綾子の腹黒演技は人類の至宝。


○アリアンロッド・サガ(3) ファンタジア文庫・矢野俊策
というわけで、アルの設定資料集の第三巻にして完結編。とりあえず何だ。表紙のナーシアが可愛い。物凄く今更ながら、何故アルを主人公にして小説シリーズにしたのかと小一時間問い詰めたくなった。いや、矢野さんのマイキャラだからに決まってますけども。

内容はまあいつもの通りだったわけですが、良く考えてみれば、この本もゲームのノベライズの範疇か。ゲームのノベライズ(サウンドノベル系除く)で面白かったのは、大昔、具体的には小中学生の頃読んだ小説ドラゴンクエストシリーズくらいのもんじゃなかろうか。難しいんだろうねえきっと。

それにしても、フェリタニア国の人材の余りの層の薄さが泣けた。アルはまだともかく、ベネットに頼らねばならない国政って一体なんなんだ…。それともアレは読者からのツッコミ待ちだったのか。笑えない。


○猫物語 (黒) 講談社BOX・西尾維新
羽川が最初にブラック羽川になった時の話。ページ数の水増しに定評のある西尾維新先生ですが、今回のはちょっと流石に酷いな。本来短編の分量でも厳しい内容の話を無理やり1冊分にしてる。これは月火ちゃんのねんぷちが出なかったら暴動が起きるレベル。

これは一冊まるっとグッスマへの挑戦状だな!実に汎用性の高そうなボディパーツに仕上がること請け合いだから、是非とも作者の希望は受け入れられて欲しい。まずはインなんとかさんの頭を載せようと思う。持ってて良かったスーパー電撃文庫大戦。


○ソードアートオンライン(5) 電撃文庫・川原礫
血とオイルと鋼鉄の弾丸が乱れ飛ぶFPS編開始。剣と魔法のRPGしか経験のないキリトさんはこの全く新しい世界にどう立ち向かうのか!という話のはずが、主人公の中の主人公であるところのキリトさんは流石に格が違った。もうアレだ。このシリーズが完結したら全盛期のキリトさん伝説みたいなの作れるよな絶対。キリトさんを形容する言葉はちょっと出てこないんだけど、

「政府高官から独自に仕事の依頼を受ける超凄腕のネットゲーマーにして、初めてプレイするオンラインゲームで開始直後に凄腕の女性プレーヤーとフレンドになる特殊スキルを保持した超絶イケメン力の保持者。そのゲーマー力は操作方法すら知らないMMOゲームでいきなりトーナメント戦を勝ち抜いて決勝進出を果たす(そして恐らく優勝する)ことを容易に可能にする」

ような人のことを、一言で何というんでしょうね。俺の貧相なボキャブラリーではフォローできない領域です。


○フルメタル・パニック!(12上・下) ファンタジア文庫・賀東招二
ついにフルメタも完結か…と思うと胸熱。まだ読んでない人とかアニメしか見ねーよ!って人が居ると思うので細かい話は置いておきまして。色々と落ちるところに落ちた感があって、納得の最終回でありました。VSベリアル戦の決着の付け方やら、ラストバトルやら、あちらこちらが「ここはもうこれしかない!」って展開で大盛り上がりだったわけですが、中でもこれですね。

「人間の証明」

この最終章のサブタイトルが秀逸すぎるわけで。

アニメ版フルメタと言えば言わずと知れた京アニですが、今の京アニだとフルメタの続きはもうアニメ化しないかもなーと思うと寂しい限り。原作も完結したということで、ギュッと内容を詰め込んで、スパッと一発、アニメ版も完結させてもらえませんかね?京アニ様。或いはサンライズに版権売ればいいよ。まず間違いなくアニメ作ってくれるから。


○とある飛空士への恋歌(4) ガガガ文庫・犬村小六
帯によると「超弩級スカイ・オペラ」らしい。今回は、カルとクレアが遂にお互いの正体に気付いてしまうという話がメイン。ここまで大いにキャッキャウフフで引っ張った関係が遂に炸裂ということで、お話もクライマックスなわけですよ。噂によると次回完結。@1巻らしい。

(3)の感想でも書いたんですけど、この作者の小説家としてのパラメーターはあからさまに空戦の描写能力と主人公&ヒロインのドラマに特化しているので、その他大勢のモブキャラ達があくまでその他大勢のモブキャラにしかならないのが残念といえば残念な。言い換えればその辺は今後の成長が楽しみな部分だったりするわけですが、少なくとも現状では、この作者は5巻という刷数が限界かな。それ以上はドラマが持たなさそう。と言うか何だ。そもそも巷のラノベはダラダラ長いシリーズが多すぎるんだよ!っていう。

しかしこの作者。長所であるところの「空戦の描写能力と主人公&ヒロインのドラマ」は見事。これだけ読ませる小説家はそうは居ないと思うわけで。

「恋の歌を」「カルへ」

この大いに読めていた既定路線の展開が素晴らしいなもう本当この作者は王道が分かってて大好きだ!

それにしても、土壇場になると潜在能力を発揮する主人公体質の持ち主なカルは炎の男=三井寿もかくやという存在なわけですが、そんなことよりも俺は実はカルは絶対遵守のギアスの使い手で、あの時にクレアにギアスをかけてて、クレアが枢木スザク的なアレで生存危機の状況下に置いて潜在能力が開放される的なアレである説を押したいわけですが色々と台無しですね。


○今日のニコニコ


画質が異常すぎる!このクオリティは何なんだぜ。
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    | 読書感想文 | comments(4) | trackbacks(0) |
    Comment
    >恋歌4

    この本で一番の戦果を挙げたのは間違いなくベンジャミンなので、もっと主役的なポジションに立っていいと思います。
    具体的にはシャロンとのキャッキャウフフを!
    Posted by: TooToo | at: 2010/09/01 10:57 PM
    >この本で一番の戦果を挙げたのは間違いなくベンジャミン
    村人は犠牲になったのだ…。
    Posted by: ジョー | at: 2010/09/01 11:13 PM
    ペルソナ4日記を読んでいたら、
    桜庭一樹の「少女には向かない職業」を購入していた。
    ラノベ紹介は旅行プランに欠かせませんので、今後もよろしく。

    と、購入したばっかりなのに、「サクラダリセット3」が発売されたようなので、読むのはずっと先になる予定である。
    Posted by: die | at: 2010/09/01 11:29 PM
    >少女には向かない職業
    どんな話だったっけ?と、自分で書いた感想文を読んでたら、何故dieさんが買おうと思ったかが分かったw
    Posted by: ジョー | at: 2010/09/02 12:17 AM









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