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終わりのクロニクル
ゴッドイーター、初の4人プレイに挑戦したら、通信切れすぎて笑った。
<挨拶

ジョーです。ごきげんよう。

いや、いくらなんでも切れすぎだろうと。敵キャラ多くて同期をとるのが大変そうではあるが…。て言うか、「再接続しますか?」とか聞かれるのも意味が分からん。するに決まってるじゃん!戦闘中にいきなり聞かれるからうっかりNO選んで間違って回線切断とかしちゃうよ!誰だこの仕様考えた人!

いいところが一杯で、少なくともひとりプレイなら十二分に楽しめると思うゴッドイーターですが、色々と詰めの甘いところがあるなあと。そういう点はやはり、モンハンの方がシリーズを数重ねてるだけあって、納得のクオリティであります。まあ、トライのオンモードは別として。


と言うわけで。今日はついに念願の「終わりのクロニクル」の話題。読み終わって一ヶ月くらい経ってるけど気にしない方向で。

まずは前回分のセルフ引用とかしてみる。

○終わりのクロニクル(1上〜2下) 電撃文庫・川上稔
TooTooさんがおすすめしてたので。川上さん文章というか描写が凄い個性的で、主人公=御言の濃いキャラも合わさって正直鬱陶しいから何とかしてくれと思いながら読み進めていくと、慣れてくれば特に気にならず。むしろキャラクター同士の掛け合いが実にいい味出してることが気に入り。

本作、最終的にはバトルになるとはいえ、基本的にネゴシエーションありきってのがとても面白い。どういうわけか、各巻一番面白かったと思うところが、全部事前交渉のシーンな気がする。デスノートの全盛期においてライトとLが繰り広げてた心理戦の面白さがあります。

あと、面白いなーと言うか上手いと思うのが、各Gとの戦闘において、特殊能力を発揮するのは個人ではなくて戦闘フィールドの概念そのものであると言う点。この設定ならキャラクターの基本スペックの差は実戦での圧倒的な優劣に繋がらないし、意外なキャラが突然脚光浴びたりするし。実に上手い。

このシリーズは一度見たら忘れない位インパクトのある厚さ・量があるのはラノベ好きならご存知と思いますが、しかしそんなに読むのは苦にならないですね。物理的な問題を除いて。

うむ。さすが書いたのが俺だけのことはあって、俺が言いたいことは概ねまとまってる気がする。しかし、全体的な感想としてはこれで良くても、ストーリー的な部分にほぼ触れてないのが大いに不満なのでちょっと1から書き直してみることに。


○終わりのクロニクル(1上・下) 電撃文庫・川上稔
極めてざっくりとこの作品のストーリーを解説しますと、要するに、世界の滅亡の危機が迫っている。それを回避するためには、かつてこの世界=Low Gの住人が滅ぼした10の異世界=G(ギア)の生き残りの住人と交渉し、その世界の概念の核を解放しなくてはならない…。というお話。各Gの概念核はそれぞれ神話の竜の名を持つものと、それを封印した剣に封印されているため、この交渉を差して全龍交渉。それを遂行する全龍交渉部隊の代表となるのが、主人公=佐山御言。「佐山の姓は悪役を任ずる」という、この物語に無くてはならない名台詞の通り、世界を相手に立ち回る悪役なのであります。解説終わり。

と言うわけで、まずは1stGとの全龍交渉。1stGは「文字が力を持つ」概念を持っているので、この概念空間の下では「毒」と書いた水は毒になり、「硬い」と書いた装甲服は硬くなるという面白ギミックを用いた駆け引きが全開。まあこれ、概念戦闘などと言うややこしいもののルールを説明するために、敢えて分かりやすい概念を最初に持ってきたんだろうなあという意図は今になって感じつつ。

この巻の見所は、推定年齢60以上であるにも関わらず、長寿の一族であるために見た目と精神の年齢が女子高生な魔女っ子=ブレンヒルトと、そのブレンヒルトに虐げられる為に存在する使い魔の黒猫の掛け合いが素敵…って、おい待て。今、黒猫のキャラ名が無いことを確認するためにwikipedia見たら、これ、ドラマCD版とかあるんかい!せっかく、このキャラの声は俺的にはこの人のイメージで〜!とかキャッキャしながら書こうと思ってたのに!でも新庄君は公式に釘さんなんだな!よしッッ!!!まあ、どっちかっつーと個人的にはモイラ1・2・3で三役とか当てるのを見たかったと言うか聞きたかったんですけども。でも、新庄君は釘さんの為にあるような役ではある。まあ納得。て言うか買うぞ俺は。ちゃんとまだ売ってるんだろうな!?ちょっと無理くさいかな!?

と言うわけで。この巻は主人公=いつでもスーツ=世界の支配者=佐山と、時代を先取りしすぎたヒロイン=新庄君との出会いとかありつつ。風呂場で引っ張って確かめつつ。全龍交渉を行うことを承諾した佐山が参戦した1stGとの最終決戦。機竜ファフニールの前に力を失った聖剣グラムが、もう一度輝きを取り戻すまでの一連のシーケンスが、正にこの作品の有り様を体現していて素敵すぎるわけです。つまり、個性豊かなキャラクターの描写と、ギミックに富んだ戦闘という本作の魅力が存分に。

そして何よりこの一巻。やはり全巻通して読んでから、改めて読むべき第一巻であるわけです。そのままもう一周という地獄のロードに突き進んでも俺は知りませんが。

ちなみにこの巻は上下で普通の文庫本3冊分の厚みあり。これはまだ1冊当たり1.5冊分の厚さですが、ここから段々と厚くなっていくという。


○終わりのクロニクル(2上・下) 電撃文庫・川上稔
うん。(1)と同じペースで感想書いてたら、それこそ終わクロ張りの分量の読書感想文になっちまうぞ。と言うことに気が付いた。

二巻は、名前が力を持つ2ndG編。愛すべき変態にして最強の軍神=鹿島さん登場。いや、この、登場時点の鹿島さんはどちらかと言うと悩める天才って描写だったんですけど、巻を重ねるごとに一線を越えた天才=変態という見本のような描写が増えてきて、俺の人生の目標になりました。ぶっちゃけ、この世界のキャラで一番好きです。普段は武装開発で天才的な手腕を発揮しつつ、白兵戦においても軍神の加護で雑魚の攻撃など寄せ付けず、しかしその実態は妻と娘を溺愛する変人。完璧すぎる…。

でも、鹿島さんの防御の加護って、自分と同じ軍神クラスの攻撃には効果が無いから、対エース戦には意味無いんだよなあ。と言うことは、出雲が持ってる防御の加護の方が優秀なんだろうか。言うなればATフィールドとイナーシャルキャンセラーの関係?とかそういう妄想をしてみる。

それにしても、2ndGを滅ぼした男が、あの残念なご老体の父親と言うのは何事かと。あの人も大阪決戦まではまともな人だったんだろうか…。その辺り、ほとんど描写されなかった気がするけど。

その他のキャラでは、その後も地味に活躍する月読部長&月天弓は割とカッコいいと思うんだ。明らかにレイパー熱田さんより使えるだろこの人。

そしてこの巻、我らが新庄君について、大方誰も予想しなかったであろう凄い設定が明らかに。とりあえず俺も佐山x新庄本あったら買うと思う。で、どっちが攻めなんだ。創作的には。


○終わりのクロニクル(3上・中・下) 電撃文庫・川上稔
自動人形=アンドロイドと、武神=人型兵器の、3rdG編。以降、本作には「〜と判断します」な、メイドさん機械人形が大量に登場するわけですが、この方々の声は何か自動的に伊藤静で再生されていた俺。何となくヴィルヘルミナのイメージだなあ。他には何か矢島晶子のイメージもあって、何でこの人…?と思っていたら、よく考えるとR・ドロシーに行き着いた。うむ。悪くない。でもやっぱ、モイラ123は釘さん3役がいいなー。だめかな。

相手が武神のGということで、こちらも全龍交渉部隊の武神要員・飛場少年が初登場であります。この飛場少年が操る、音速を超える最強の武神=荒帝は、飛場少年のヒロイン的存在であるところの美影さんが呼び出すわけでして。気分はゼオライマー。でもまあ「冥王の力の前に消え去るがいい!!」とかは言わない。むしろパシリ。音速を超えてジュースを買ってくる愛すべきエロガキであります。

この巻はストーリー的にはかなりお気に入りでして。主人以外の人間が居なくなってしまった自動人形の国に連れてこられた月読部長の娘=京様の番長っぷりがカッコいい。自分の世話をする自動人形を前にして、二言目には「お前らみたいな根性のある仲間が居れば関東は制覇できた」と宣う男前。識別番号のみで名前が無かった自動人形達に名前を授け、気が付けば3rdGを代表する人間に。後に協力関係となる3rdG所属の機械人形達が、京を慕って返事に「押忍」を貫き通すのが実にいい。京様絶対沢城みゆきだよ。間違いねえよ。

そして、この話の最初の辺りで佐山が手に入れる武神「荒人改」は、てっきり佐山が乗るものだと思っていたらそんなことはなく。武神を使うのはあくまで飛場少年であったり。美影さんに何かあって荒帝出撃不能→飛場少年は荒人改で出撃!の流れは、今後も続く勝利の方程式。飛場少年絶体絶命からの荒帝召喚!!が、分かってても熱いんだなあ。ロボットアニメの鉄板展開ですよこれは。美影とともに進化するって設定も良い。最終形態はヤルダバオトだろあれ。

それにしても、テュポーンが強いのはアポルオン&アルテミスの時間の概念が強いんだとばかり思っていたら、実はそんなことは無かったと言うことが分かるのは後の話である。アポルオン様ェ…。


○終わりのクロニクル(4上・下) 電撃文庫・川上稔
植物の4thGと、機竜の5thG編。まあ主に5thG編。と言うわけで全龍交渉部隊の機竜要員であるところのヒオと原川が参戦。まあ、実際のところ、ヒオは脱ぎ要員兼いじられ要員なわけですが。そして、ヒオの保護者的立場にあるところのUCATアメリカの愉快な面々も参戦してきまして、

「ロジャー!ロジャー!日本の子供の性はここまで乱れておるのか!」
「Tes.全ネット上の児童ポルノの40%は日本製であります」
「恐ろしい、恐ろしい民族だな!」

交渉の場で、佐山&新庄はともかく、お前たちまで何を言ってるんだ…。

ストーリーの見所としては、この後よく戦場になるUCAT本部が初めて攻撃&占拠される事態になって、そこから奪還するまでの一連の過程もさることながら、やはり一番はサンダーフェロウ関係が。永い時を経て、世界を滅ぼした男の相棒が次代に復活というのが、明確には語られないまでも読めば分かると言う。

「IAIに電話して『宇宙の帝王と話がしたい』と告げればUCAT苦情課に繋がる」

この巻で愉快だった、自分と話したければアポイントをとれ!という流れからの佐山の一言。もはや意味が分からないけど実に佐山な一言である。

ところで、オドーさんの重力攻撃の原理が最後まで良く分からなかったんですけども、これはやっぱり何かの概念ですよね。うん。きっとそうに違いない。


○終わりのクロニクル(5上・下) 電撃文庫・川上稔
7thG編。最強の武神・荒帝に加えて、最強の機竜・サンダーフェロウが加わって、全龍交渉部隊にもはや死角なし!というところで、佐山による突然の全龍交渉部隊解散宣言。各自が己の戦う理由を確認しつつ、7thの特殊な概念を操る4人の刺客との個別バトル!というのが主な流れ。先の二体を筆頭に、概念戦闘で最強クラスの武装である概念核兵装を多数有する全龍交渉部隊をして、それでもやり様によってはあっさり負けてしまうという概念戦闘の奥深さなどが一つの見所ではありつつ。

と言うのは置いておいて。ディアナ先生&美影さんにけしかけられたヒオが原川に自分のことが好きかと聞くつもりが勢い余って「胸は好きか」と尋ね、それを夕食のフライドチキンの話と勘違いした原川がくそ真面目に返答する一連の会話が面白すぎて、家で読んでなかったら大変な事になっておりました。

「胸は、どのくらいがいいんですの?」
「二つくらいはいける」

小説読んでてこんなに笑ったのは、フルメタの短編以来だなー。って、随分前だな!と言うかまあ何だ。ヒオ&原川コンビが合流してからこのパターンのコメディ展開が選択肢として増えて、エンターテイメントとして更に厚みが増した感があるわけです。原川単体ならこの世界唯一の良心と言っていいまともなニヒラーなんですけども。ヒオとの相性が良すぎるわけで。

そして、全龍交渉も終盤を迎えて物語も佳境。今まで見え隠れしていた、現在の世界に不満を持つ者たちの集団「軍」が遂に動き出して、UCAT日本本部を舞台に一大決戦が。全龍交渉部隊の主力を欠いて苦戦を強いられながらも善戦するUCATメンバーの皆様の奮闘もさることながら、7thとの全龍交渉を終えて次々と戻ってくる主力メンバーの頼もしさもさることながら、本部の最深部まで侵入した軍の大将と対峙した新庄の下に佐山が駆けつけるまでのラスト2分の攻防が!

「だからボクは呼ぶよ!ボクの大事な悪役の名を!!」

以下、新庄の下に佐山を送り届けるための各員の奮戦が!本作屈指の名シーンであることは間違いない…。今まで割とマスコット的役割だった新庄君が、この巻辺りからはっきりと成長してるんだよなあ。

ちなみに、この辺りで既に文庫本の厚さは500ページを超え、普通の二倍の分量が上下巻でお届けとなっております。


○終わりのクロニクル(6上・下) 電撃文庫・川上稔
「軍」の公表した事実により、各Gは大いにゆらぎ、全龍交渉部隊に交渉のやり直しを要求するGが現れて〜というのが上巻。再びまとまり直した全てのGを集めて、Low-Gの罪を問う会議を行うのが下巻。と言うわけでまずは上巻。出雲vsボルトマンの6thの争いはまあ、どうでもいいとして、見所はやはり何と言っても1st。1巻以降もそれなりに出番がありつつも脚光は浴びる機会が無かったブレンヒルトが代表となって、10thの概念核保有者の風見との、尊秋多学院3年女子二名による世界の明日を懸けた死闘が。

ブレンヒルトって、一巻の段階でもジークフリートに押さえ込まれてロクに戦ってなく、しかし最初の頃に佐山達を軽くあしらったディアナ先生とは互角っぽいから実は相当強かったんだろうというのが、遂にその力を遺憾なく発揮していたのが痛快でありました。まあ、その後の大浴場での第二ラウンドの方がむしろ見所ですが!

で、そんなこんなで8thの概念核ワムナビもゲットして、遂に全ての概念核を手に入れた全龍交渉部隊は会議になだれ込み。被告代表=世界の支配者=佐山が、全てのGの代表者を相手に片端から答弁を行うという、やはりこれは終わクロを象徴する名シーンなわけです。何たって、全龍交渉部隊が最強の兵装を揃えているとは言え、佐山自身が用いる武器は概念核兵器ではなく、特殊条件下でしか意味のないゲオルギウスのみ。基本的には弁舌こそが彼の武器。佐山vs全世界というシチュエーションが正に成立したこの瞬間。物語中でも交渉モノとしての最高潮がここに。緊迫してるはずの場でもボケ倒す全龍交渉部隊の面々も相変わらずで良い。

「ヒオは原川さんとHになるって決めてるんですのよ!!」

ヒオの日本語は誤解しか招かないのが素敵すぎる。色々端折りすぎだ!

そして会議が終わり。


○終わりのクロニクル(7) 電撃文庫・川上稔
一冊で1000ページを超えると言う、ラノベ史上に残ると言うかこれはもう辞書、川上稔本人以外には記録更新が不可能な領域のスケールで送る最終巻。6下の刊行から一ヶ月しか経ってないとかもう意味が分からない。

この壮大なスケールで描かれた作品の締めにはこれしか無い!という、今までの全キャラ揃い踏みのラストバトル。そして最終章「終わりのクロニクル」。読了した時の果てしなく大きな何かを遣り遂げた感と、それよりも大きなもっと続きが読みたい感。とにかく読めばいいと思うよ!

* * *


と言うわけで、やはり本作に相応しいとも言える大長編な感想文になってしまいました。怪作でした。終わりのクロニクル。骨太の作品をじっくり味わいたい方には是非!

次は先生の次回作「境界線上のホライゾン」が待っているわけですが…。ま、まあ、少し間隔をあけよう。な?
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    | 読書感想文 | comments(4) | trackbacks(0) |
    Comment
    圧倒的な分量のせいで簡単に人に薦められない(というか薦めてもほぼ確実に冗談と思われる)本作を、読んでいただけただけでなくここまで熱く語っていただけるとは!
    感動しました。
    Posted by: TooToo | at: 2010/03/02 10:44 PM
    やはり1巻目を手に取れるかどうかがポイントかとw
    ちゃんと読めばツボに入る人は多いはず!
    Posted by: ジョー | at: 2010/03/03 12:01 AM
    終わクロが好きでレビューを探していましたが、ところどころにスーパーでロボットなネタが入っていて個人的にすごく楽しく読めました!
    まだ途中なので最後まで頑張ろうと思います(笑)
    ありがとうございました!
    Posted by: 北村 | at: 2012/06/06 6:13 PM
    こんな至らぬ文章で楽しんでいただけたのならとても嬉しいです。
    頑張って読破してくださいw
    Posted by: ジョー | at: 2012/06/06 11:59 PM









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