2008.08.06 Wednesday
まあ、どのくらいの数の釘宮オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らない釘宮病とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、釘宮病のことを紹介するために見せるべき10作を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に釘宮病を感染させるのではなく相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、フォローに過大な出費を伴うCD類は避けたい。できればTV番組、或いはゲームにとどめたい。あと、いくら釘宮的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。キョロちゃん好きが『メンタマル星人』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。そういう感じ。
彼女の設定は
という条件で。
まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「シャナ以前」を濃縮しきっていて、「シャナ以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。長さも2クールだし。ただ、ここで存在の力を全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな釘宮作品(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「釘宮オタとしてはこの二つは“少年役”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のSF釘宮オタが持ってる宇宙への憧憬と、シリーズ構成・冲方丁のオタ的な考証へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも冲方丁な
「童貞的なださカッコよさ」を体現するイオラオス
「童貞的に好みな女」を体現するディアネイラ様
の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラを世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「凸だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の商品がその後大量生産されていること、これがニコ動では大人気になったこと、台湾なら実写テレビドラマになって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、アメリカでこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり釘宮はツンデレ好きのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「ハヤテのごとく!」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるヤマグチノボルの思いが好きだから。
妄想全開で書きに書いて早14巻+外伝2巻、っていう冊数が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「ルイズ可愛い」ということへの溢れる情熱がいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
ゼロ魔の長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが井上敏樹だったらきっちり全1巻にしてしまうだろうとも思う。
なのに、毎巻あとがきまでしっかり楽しませつつ続きもすぐに書いてしまう、というあたり、どうしても「自分の精神を蝕んできたものを治す気がない末期患者」としては、たとえヤマグチノボルがそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でMAPLUS ポータブルナビ2見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
ツンデレワンセグTVことSEGNITYの後の段階で、ツンデレの家電とか日常生活への導入とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、こういうツンデレのナビゲーションがPSPでこの時代に顕現したんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく釘宮好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆるモンハンですらPSPを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
マルタの「戦闘時の凛々しい掛け声」あるいは「釘宮病が世界を救ったストーリーの素晴らしさ」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「釘宮なしでは生きられない」的な感覚が釘宮オタには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそアニメ版『ゼロの使い魔(一期)』最終話は「再契約の証だからね!」以外ではあり得なかったとも思う。
「釘宮病がHN-Re:A型化した日常を生きる」という釘宮オタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「HN-Re:A型すらも楽しめる気分」の源はデレた釘宮にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうジュベナイル小説風味の妄想をこういうかたちで釘宮化して、それが非オタに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。
シャナから始まってハルヒで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降のアニメ時代の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。
「駄目だこの自称末期患者は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
関連:この釘宮理恵がすごかった!2008
----
8月13日追記:
この記事が色々なところで紹介されているようなので(ありがとうございます)、このネタ記事の解説として、この次の日記の一部を転載いたします。
と言う事で、よろしければそちらもご覧になってください。
SF釘宮だとか、最後が無理やりハルヒな理由も分かるかと!
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に釘宮病を感染させるのではなく相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、フォローに過大な出費を伴うCD類は避けたい。できればTV番組、或いはゲームにとどめたい。あと、いくら釘宮的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。キョロちゃん好きが『メンタマル星人』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。そういう感じ。
彼女の設定は
釘宮知識はいわゆる「ツンデレカルタ」的なものを除けば、銀魂程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。
灼眼のシャナ(シャナ:C.V.釘宮理恵)
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「シャナ以前」を濃縮しきっていて、「シャナ以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。長さも2クールだし。ただ、ここで存在の力を全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
鋼の錬金術師(アルフォンス・エルリック:C.V.釘宮理恵)、隠の王(六条壬晴:C.V.釘宮理恵)
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな釘宮作品(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「釘宮オタとしてはこの二つは“少年役”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ヒロイック・エイジ(メイル:C.V.釘宮理恵)
ある種のSF釘宮オタが持ってる宇宙への憧憬と、シリーズ構成・冲方丁のオタ的な考証へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも冲方丁な
「童貞的なださカッコよさ」を体現するイオラオス
「童貞的に好みな女」を体現するディアネイラ様
の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラを世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
THE IDOLM@STER(水瀬伊織:C.V.釘宮理恵)
たぶんこれを見た彼女は「凸だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の商品がその後大量生産されていること、これがニコ動では大人気になったこと、台湾なら実写テレビドラマになって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、アメリカでこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
ゼロの使い魔(ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール:C.V.釘宮理恵)
「やっぱり釘宮はツンデレ好きのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「ハヤテのごとく!」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるヤマグチノボルの思いが好きだから。
妄想全開で書きに書いて早14巻+外伝2巻、っていう冊数が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「ルイズ可愛い」ということへの溢れる情熱がいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
ゼロ魔の長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが井上敏樹だったらきっちり全1巻にしてしまうだろうとも思う。
なのに、毎巻あとがきまでしっかり楽しませつつ続きもすぐに書いてしまう、というあたり、どうしても「自分の精神を蝕んできたものを治す気がない末期患者」としては、たとえヤマグチノボルがそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
MAPLUS ポータブルナビ2(ラティ:C.V.釘宮理恵)
今の若年層でMAPLUS ポータブルナビ2見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
ツンデレワンセグTVことSEGNITYの後の段階で、ツンデレの家電とか日常生活への導入とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、こういうツンデレのナビゲーションがPSPでこの時代に顕現したんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく釘宮好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆるモンハンですらPSPを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士(マルタ・ルアルディ:C.V.釘宮理恵)
マルタの「戦闘時の凛々しい掛け声」あるいは「釘宮病が世界を救ったストーリーの素晴らしさ」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「釘宮なしでは生きられない」的な感覚が釘宮オタには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそアニメ版『ゼロの使い魔(一期)』最終話は「再契約の証だからね!」以外ではあり得なかったとも思う。
「釘宮病がHN-Re:A型化した日常を生きる」という釘宮オタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「HN-Re:A型すらも楽しめる気分」の源はデレた釘宮にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
「眠れないCDシリーズ」Vol.3 妹にまとわりつかれて眠れないCD (由梨香:C.V.釘宮理恵)
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうジュベナイル小説風味の妄想をこういうかたちで釘宮化して、それが非オタに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
釘宮ハルヒの憂鬱(cocoonP)
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。
シャナから始まってハルヒで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降のアニメ時代の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。
「駄目だこの自称末期患者は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
関連:この釘宮理恵がすごかった!2008
----
8月13日追記:
この記事が色々なところで紹介されているようなので(ありがとうございます)、このネタ記事の解説として、この次の日記の一部を転載いたします。
アレは元々、アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本と言う、色々な意味で話題になって、ネタ記事のテンプレとなった記事なワケですが、その改変記事を集めた◯◯オタが非オタの彼女に◯◯世界を紹介するための10本まとめのリンク先の改変記事群が面白過ぎたので、俺も俺も!と。テンプレ改変にチャレンジしてみたわけです。
と言う事で、よろしければそちらもご覧になってください。
SF釘宮だとか、最後が無理やりハルヒな理由も分かるかと!
Comment
あのね。
非オタは10本も観てくれないと思うの。
血涙で3本に絞るんです。
非オタは10本も観てくれないと思うの。
血涙で3本に絞るんです。
Posted by: hiko | at: 2008/08/06 11:15 PM
いやいやいや!
リンク先を見てください。これはいわゆるバトンですらないテンプレネタなんでw
リンク先を見てください。これはいわゆるバトンですらないテンプレネタなんでw
Posted by: ジョー | at: 2008/08/06 11:25 PM
アイマスが「ゲーム」じゃなくて「ニコニコ動画」に混ぜられてるのが凄い不満なんだぜ?
動画のネタしか無いから仕方ないんだろうけどさw
動画のネタしか無いから仕方ないんだろうけどさw
Posted by: じょにー | at: 2008/08/07 12:52 AM
ニコマス抜きでアイマスを紹介したら、
今度は音楽だかアイドルだかのカテゴリになりそうな気もしますがw
今度は音楽だかアイドルだかのカテゴリになりそうな気もしますがw
Posted by: ジョー | at: 2008/08/07 7:26 AM
なんという構成力とネタ要素!
とか思ってたら、テンプレまんまで、それはそれで吹き、
むしろよくもここまでテンプレに乗せたな!
ってことでワロタ。
2度、3度と楽しいネタである。
とか思ってたら、テンプレまんまで、それはそれで吹き、
むしろよくもここまでテンプレに乗せたな!
ってことでワロタ。
2度、3度と楽しいネタである。
Posted by: die | at: 2008/08/07 3:11 PM
ありがとうございます。
このネタ的にはそれは最大の褒め言葉ですw
このネタ的にはそれは最大の褒め言葉ですw
Posted by: ジョー | at: 2008/08/07 8:05 PM
>>YouTube以降のアニメ時代の先駆けとなった作品
これよくわかりません
よければ説明して下さいな(年表とかで)
これよくわかりません
よければ説明して下さいな(年表とかで)
Posted by: | at: 2008/08/11 9:58 AM
すみません。そのくだりは自分が改編したわけではなくて、元記事のそのままコピペになるので、正確な意図は分かりません。
ですので、厳密な解説は下記の元記事の筆者様に聞いていただくしかないと思います。
(元記事)
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
恐らく、そんなに難しい話ではなくて、単にYouTubeやニコニコ動画のような動画サイトが出てきて、その動画アップロードが問題になるような今の時代になってから、それを上手く活用してマーケティング的に成功したアニメ第一号がハルヒだということを言いたいんじゃないかとは思うんですけどね。
ハルヒ以外にどんな成功例があるのかについては、自分は寡聞にして知らないのですけれど。
…で、ちなみに、その辺り一帯の話と釘宮さんは全く関係ないです。ネタです。すみませんw
ですので、厳密な解説は下記の元記事の筆者様に聞いていただくしかないと思います。
(元記事)
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
恐らく、そんなに難しい話ではなくて、単にYouTubeやニコニコ動画のような動画サイトが出てきて、その動画アップロードが問題になるような今の時代になってから、それを上手く活用してマーケティング的に成功したアニメ第一号がハルヒだということを言いたいんじゃないかとは思うんですけどね。
ハルヒ以外にどんな成功例があるのかについては、自分は寡聞にして知らないのですけれど。
…で、ちなみに、その辺り一帯の話と釘宮さんは全く関係ないです。ネタです。すみませんw
Posted by: ジョー | at: 2008/08/11 11:33 AM
女子の興味をそそりそうで釘宮キャラが出てる作品として「マリア様がみてる〜春〜」は外しちゃいけないと思うんだけど?
Posted by: selica | at: 2008/08/12 2:05 AM
まずテンプレへの乗せ易さが最優先にありまして、後は有名どころと自分の趣味で構成しております。
枠の関係で入りきってない作品が多いのは勘弁して下さいw
枠の関係で入りきってない作品が多いのは勘弁して下さいw
Posted by: ジョー | at: 2008/08/12 5:45 PM
○ シャナ、ゼロ魔、(ハルヒ)
× アイマス、鋼の錬金術師
よーわからんが、特にゼロ魔は嵌ってみてました。
× アイマス、鋼の錬金術師
よーわからんが、特にゼロ魔は嵌ってみてました。
Posted by: 連れの場合 | at: 2008/08/12 8:15 PM
シャナ、ゼロ魔はアリなのに、ハガレンは駄目なんですかw
ゼロ魔に嵌るとか、心強い限りですね〜。実に羨ましい。
ゼロ魔に嵌るとか、心強い限りですね〜。実に羨ましい。
Posted by: ジョー | at: 2008/08/13 8:27 AM
うわ!
ねたやったんか!
はずかしー
ねたやったんか!
はずかしー
Posted by: hiko | at: 2008/08/15 9:17 PM